インタビュー者紹介
・開米 光男さん
青森県出身。電気工事士。
23歳から友人の会社で電気工事の仕事を始め、3年後に上京。助太刀社員を活用して電気工事会社に転職成功。独立を目標に修行の日々を送る。
開米さんが選んだ会社はこちら
・株式会社ENODEN
神奈川県川崎市に本社を置く電気工事会社。官公庁オフィスビル、工場などの施工を主とする。
令和2年度「横浜市建築局優良専門業者」を受賞し、安定的に事業を成長させている。
この記事のポイント
- 電気工事会社で電気工事士として勤務。将来の独立のため、別の会社も経験してみたいと思い転職を決意。
- 転職の面接で社長に1次請けの職長を経験しておくことを勧められ、入社を決意。
- 電気工事の経験と素直さが評価され、転職成功。独立に向けて日々まなび続けている。
独立を前提に、これまでと異なる現場で経験を積みたかった
休憩時間のため、開米さんの車内でインタビューを実施
ーーまず、今までのご経歴を教えてください
開米:平成20年に、友達の会社に入社する形で青森で電気工事の仕事を始めました。ですが、雪国で冬になると仕事がなくなることが多く、3年後に上京しました。
ーー当時の会社に所属したままの上京ですか?
開米:はい、社長である友達と2人で東京にきて、そこから12年ほど関東で電気工事の仕事をしています。
ーー当時の現場の規模感を教えてください
開米:10〜16階建てくらいのマンションが多かったです。主に2次請けから3次請けでやっていて、職長も10年くらい経験させて頂きました。
ーーENODEN様の現場の規模感はどうですか?
開米:規模感は同じくらいだと思いますが、ENODENは民間だけではなく、官公庁や工場の案件があります。また、1次請けが多いのも大きな違いです。
ーー転職を考えた理由を教えてください
開米:将来的に独立したいと思っていて、もっといろんな会社で経験積んだほうがいいと思い転職を考えました。
ーー具体的に、独立までに必要なものは決まっていましたか?
開米:若干、そこは漠然としていて、取引先や協力会社など、とにかくつながりを増やすことを考えていました。
ーー転職をためらうことはありましたか?
開米:前職の社長に対する恩義がありました。ずっとお世話になっていたので、転職することに抵抗がありました。でも、いざ相談してみると「やりたいなら好きにしていい」と応援してもらえました。
ーー前職とも良好な関係で転職活動ができたんですね
開米:はい、在職時には10個以上の資格も取らせてもらって、前職の社長には感謝しかないです。
ーーどんな資格をお持ちですか?
開米:第二種電気工事士の他には、クレーン、玉掛け、ウィンチ、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者、高所作業車運転技能資格、高圧ケーブル端末処理、職長安全衛生責任者、低圧電気取扱、特別高圧電気取扱などの資格を持っています。
相談しやすい社風だから、これまでと異なる現場でも提案できる
ーーENODEN様の他に検討した会社はありましたか?
開米:特にないですね。転職活動を始めて最初に見た会社がENODENでした。もともと助太刀アプリをインストールしていたので、それを使って求人を探してみました。
ーーENODEN様を見つけるまでにどれくらい期間がありましたか?
開米:すぐでしたね。最初に見た会社がENODENで、そこが自分の希望にもあっていましたので、話を聞いてみたいと思って応募しました。
ーーENODEN様の面接を受けた印象はどうでしたか?
開米:社長の榎本さんと面接させて頂いたんですが、感じのいい人で、話しやすい印象でした。社長の雰囲気から社風も伝わりましたし、条件面も希望に合っていて、ENODENに入社しようと決めました。
ーー入社を決意した理由はありますか?
開米:一番の理由は、独立の意思があると理解してくれた上で、「独立したいならENODENでこういうことを学んだ方がいい」と社長に言われたことでした。
ーー榎本社長も独立を応援してくれているんですね。どんなことを学んだ方がいいと言われましたか?
開米:いままでは2次請け〜3次請けで、民間がメインでした。ENODENでは1次請けが多く、官公庁や工場の案件もあります。これらの仕事の進め方はいままでと異なる点が多く、調整ごとも増えてきます。
独立を視野に入れるなら、こういった経験も積んでいった方がいいと言われています。
ーーENODEN様の魅力、電気工事士の魅力について教えてください
開米:現場の改善点などがあれば、社長にすぐ相談できる社風なのがありがたいです。他の社員さんともコミュニケーションが取りやすく、相談もしやすい職場だと思います。
電気工事士の魅力については、仕事を覚えるまでは大変なこともありますが、仕事を覚えて資格を取ればどこでも通用するようになる点ですね。
独立のために修行の日々
ーーいつまでに独立しようと思っていますか?
開米:40代のうちには独立したいと思っています。ENODENで経験をつみ、色んな人とのつながりを作りながら準備を進めて独立したいと思っています。独立したら前職の社長や榎本さんに恩返ししたいですね。
採用担当者の声
・榎本 將孝 さん
株式会社ENODEN 代表取締役
スキル面に関しても、これから学ぶ必要がある面はありますが、前職での経験もありますし、土台はできあがっています。
これから経営者を目指すのであれば、イチ職人としてだけではなく、経営者としての能力が求められます。
例えばトラブルの対処などは日常茶飯事ですし、他の職種とのスケジュール調整や、短い納期で現場を納めるために職人さんを集めることも必要です。費用もかかるので、利益の意識も必要になります。
職人と経営者では必要な能力が大きく違ってきますので、まずはENODENでそれに近い経験をしてもらい、その上で独立を希望し続けるか検討してもらうのがいいかと思います。
私としては、独立以外にもENODENを継ぐという選択肢もありだと思っています。次世代にむけて若返りを図りたいと思っていますし、ゼロから独立するよりもリスクが低いかもしれません。
もちろん、やる気と能力が伴ってくればの話ですが、本人の意思を尊重しながら、応援していきたいと思っています。
この記事を書いた人
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