インタビュー者紹介
・菊池 邦晋さん
千葉県出身。22歳から電気工事の仕事を始め、23歳で独立。第一種電気工事士免許保有。
菊池さんが選んだ会社はこちら
・幸信電気株式会社
東京都足立区を拠点にする電気工事施工管理会社。工事品質を担保するために自社で職長を抱えており、公共工事に専門特化している。
この記事のポイント
・一人親方として7年間働き、第一種電気工事士を取得し経験を積み続けていた。
・インボイス制度の施行により、将来的な収入の減少や事務工数の増加が予想され、会社員になるメリットが高まった。
・幸信電気様への転職が決まり、一人親方の時より待遇アップ!今後、大型現場の職長を期待される。
インボイスもあり、将来に不安を感じて転職を意識
ーーまず、今までのご経歴を教えてください
菊池:高校を卒業して、荷揚げのアルバイトをした後、22歳くらいから電気工事士の仕事を始めました。
ーー電気工事士歴は何年になりますか?
菊池:今年でちょうど8年目です。最初はアルバイトくらいの感じで始めましたが、23歳の頃には個人事業主として仕事をしていました。
ーーお持ちの資格を教えてください。
菊池:第一種電気工事士を持っています。また、職長の経験もあります。
ーー転職を考えたきっかけについて教えてください。
菊池:今後のことを考えた時に、個人事業主でやっていくか、法人化するか、会社員になるかの選択肢がありました。
そのなかで、個人事業主だとインボイス制度の導入で収入が減る可能性がある。法人化するにしても人手の確保が難しいという点があり、会社員になる道を模索し始めました。
ーーやはりインボイスの影響は大きいですか?
菊池:そうですね。収入面もありますし、書類の手間が増えて仕事との両立が難しくなるという点もあります。
転職の決め手は"8ヶ月待ってくれた”から
ーー転職活動はどのように進めていきましたか?
菊池:まずは助太刀アプリで自分宛てにきていたスカウトを見始めました。助太刀アプリは個人事業主として使っており、助太刀アプリを使って現場に入ったこともあったので、転職活動でもまずは助太刀を使ってみようと思っていました。
ーーまずはご自身宛のスカウトを見ていったんですね。条件面などで重要視していた点はありますか?
菊池:給与が安定している点と、休みが取れる点でした。一人親方の場合、なかなか収入が安定しなかったり、休みが週1日になったりしていたので。
また、どういう会社か、どういう工事内容かなどがイメージできるかどうかも重視していました。イメージしやすい会社は応募しやすかったです。
幸信電気の場合、面接で社長だけではなくて、実際に現場に出てる職長さんや、採用専任の人事部の方が詳しい説明をしてくれたので、具体的なイメージが作れました。
ーースカウトが多数あったかと思いますが、幸信電気様に応募した理由は何でしたか?
菊池:最初に応募しようと思った理由は、スカウトの文面でした。雛形どおりの文面ではなく、「あなたに来て欲しい」という気持ちを感じました。そこから求人内容を見て、希望条件にも合っていたので応募しました。
ーー幸信電気様は仕事内容や会社のイメージがしやすかったんですか?
菊池:そうですね。最初は“カジュアル面談”という形で、履歴書も不要という形式でお会いさせて頂きました。そこでざっくばらんにお話をお聞きできたのも良かったです。
ーー転職活動をするなかで力を入れた点を教えてください。
菊池:質問の答えにならないかもしれませんが、「現在受け持ってる現場を途中で投げ出さず、やり切ってから転職」することを重視してました。
ーー素晴らしいですね。
菊池:ただ、私が受け持っていた現場が終わるのが、面接からおよそ8カ月後の予定になっていたので、どうしても入社時期が遅くなってしまうという事情もありました。
ーー8ヶ月先となると、採用企業もかなり限られてきそうですね。
菊池:ですが、面接で職長さんが「会社は困るかもしれないけど、職人として共感が持てる。責任感が強い立派な職人」だと評価してくださいました。人事の人も、長くなった入社までの期間をきめ細やかにフォローしてくださいました。
"自分にしかできない仕事”を目指して
ーー幸信電気様に転職して、働く条件面は良くなりましたか?
菊池:まだ入社したてなので現場は見ていないですが、給与や休日の条件は一人親方の時より良くなりました。特に休暇については一人親方の時の倍以上に増えました。
ーー今後、幸信電気様の仕事のなかで目指していきたいものはありますか?
菊池:職人として成長して、自分にしかできないことがやれるようになりたいですね。例えば大規模な案件だったり、難しい案件だったりです。
採用担当者の声
・半田 尚之さん
幸信電気株式会社 人事部 中途採用責任者
菊池さんはまさにその通りの人物でしたので、会社としてはイレギュラーでしたが、入社まで数カ月の期間が空いてしまうとしても、粘り強くサポートする価値のある方だと捉えていました。
菊池さんには会社に馴染んでいただいてから、いずれは職長として、大型の案件を担当して頂きたいと思っています。
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