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クロス

未経験からクロス職人になるために必要な能力や時間は?経験者からの学ぶクロス屋の実態

クロス職人の仕事について、なんとなくわかるけど具体的にどういうことをやってるかご存知の方は少ないのではないでしょうか。クロス職人は、壁や天井にクロス(壁紙)を貼る専門の職業です。一見すると簡単そうに見えますが、実際には工程があり、多様な能力が必要になります。

この記事では、未経験からクロス職人になるために必要な能力や時間について、現役のクロス職人が解説したいと思います。

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一般的なクロス職人の仕事内容


クロス職人の仕事内容は、大まかに以下に分けられます。

・必要なクロスの品番や数量を確認、発注
・天井や壁のスイッチプレートなどの器具外し
・クロス剥がし
・下地処理(パテ処理)
・ペーパー掛け
・クロスの糊付け機械のセッティング
・クロスの糊付け寸法を採寸
・糊付け
・クロス貼り
・器具復旧
・清掃

まず、必要なクロスの品番を確認し、現場で採寸した上で数量を計算します。
さらに元請け支給でない場合は、自ら問屋さんに品番と数量をオーダーする必要があります。
単純な足し算や掛け算を行う必要もあるので、苦手な方はスマホの電卓などを使うと便利です。

次は、現場のクロス張替えの箇所を目視していくと
スイッチプレートや、コンセントプレート、インターホンなど様々な器具が障害物となります。これらは出来る限り取り外すことで、キレイに素早く施工することができるのです。カーテンレールなどを外す際には、元通りに戻す必要があるので、本体のみ外してビスだけをつけておくようにしましょう。

いよいよ、クロス剥がしの工程となります。
クロス剥がしは小さいカッターや、スクレイパーといった工具を使い、なるべく下地を痛めることなく剥がしていきます。現場の状況次第では、なかなか剥がれないような場合もあり、これは運の要素が大きく影響します。

下地処理(パテ処理)
新規の石膏ボードが貼ってある場合は、必ずパテ処理が必要ですし、クロス張替えの場合でも、剥がした後の状況次第ではパテをする必要があります。
経年劣化で凸凹や段差、穴などをパテ処理してキレイにクロスが仕上がるように
壁をフラットにします。
パテ処理は感覚的な作業なので、習得するまでに1~3年程度の経験年数がかかるでしょう。

ペーパー掛け(サンダー掛け)
パテ処理後は、完全に乾燥させたあとに
パテミミや、パテ足をペーパー掛けしてフラットにしていきます。
天井も壁もすべてのパテを削るので、粉塵が発生し体力を消耗します。

クロスの糊付け機械をセッティング
現在は、糊付け機械を使用しないクロス職人は存在しないでしょう。
糊付け機械にクロスをセットし、糊付けの準備をします。
希釈タイプの糊を使う場合は、水で糊の原液を撹拌(かき混ぜる)作業などもあります。

採寸して糊付け
必要な寸法を測って、糊付け機械でクロスに糊をつけます。
初心者のころは、糊付け機械の操作や糊付け作業に不慣れなので
壁紙に糊をつけた状態だと折りたたむのも上手くいきません。
慣れるまでは、遅いスピード設定で糊付けするのが良いでしょう。

クロス貼り
実際に、施工する場所に糊付けしたクロスを貼っていきます。
糊付けしたクロスをすべて貼り終えればクロス貼りは完了です。

取り外した器具を復旧
元通りに取り外した器具などを復旧していきます。
破損・紛失をしないように注意が必要です

現場の清掃をして
すべての工程が終了となります。

クロス職人に求められる能力


・器用さ
・集中力
・身体能力
・高所作業への適応
・長時間労働への適応

主に必要な能力は、器用さ・集中力・身体能力は高いほど向いていると言えます。
なぜなら、壁紙を施工する場合は常に指先を使った作業を行い
長時間集中して作業をすることが少なくありません。
さらに、常に脚立や足場台、足場板などを駆使して天井や壁のクロス貼りを行います。
身体能力や高所作業への適応力はとても重要です。

実際によくある作業としては、室内足場の上や階段ホールの上部にハシゴを掛けてクロスを貼るなど高所での作業が多く
恐怖心を乗り越える能力も大切でしょう。

しかし、いずれも訓練すればそれなりに身につく能力でもあるので
適性が無いからと諦める必要もありません。

クロス職人が一人前になるまでのかかる期間

・おおよそ2~3年程度
;教わる職人によっては5年程度掛かる場合も
・早々に独立したいのであれば、経験を多く積み動画などで自ら学ぶのも必須

一般的にクロス職人が一人前になるには2~3年程度あれば十分でしょう。
しかし、教わる職人さんによっては時間がかかってしまうこともあるでしょう。
人に教えたり育てたりすることは、作業の言語化が必要ですが、そのような訓練を受けたことがある人は少ないでしょう。結果的に、職人によって育てる能力にバラツキがでてきます。
1秒でも速く独立したい!と思うのであれば
自ら情報収集して動画などで積極的に学ぶことが望ましいです。

クロス職人の魅力とやりがい


・建物の仕上げを担う仕事
・技術を高めることで高収入を実現できる可能性がある
・お客様からの感謝や、感動の言葉を直接もらうこともある

ズバリ、建物の仕上げを担っているので1番重要な作業とも言えます。
それゆえに、クレームやダメ直しとは切っても切れない関係性があります。
技術をより高められれば高収入を実現できるんです。
お客さまから直接、感謝や感動の言葉を言って頂く機会も多々あるので
非常にやりがいのある職種といえるでしょう。
実際に私は独立後に、平均年収の倍以上稼ぐ年もあります。

私がクロス職人になったときにぶつかった壁とどう乗り越えたか

・クロス剥がしが上手くできない
・パテ処理が上手くできない
・貼り方がよくわからない

最初にぶつかった壁は上記の3点
始めたての頃はクロスの剥がしに手間取ったり、なかなか剥がれず時間がかかってしまうことが多くありました。
2つ目はパテ処理の仕方やどのような状態になればOKかという判断がわからず、何度もやり直したりもしました。
3つ目は独立初期のころに仕事がなかなか取れず、新規の取引先もなかなか見つからない状況が1年ほど続きました。

これらを解決した方法は
・いろいろなパテを試しに使ってみた
・YouTubeで学んだ
・助太刀アプリで取引先を見つけた
いろいろなパテを使って試したところ、自分の求める条件のパテを見つけることができました。
お金と時間かかりましたが、結果的に作業効率の大幅な改善に繋がった経験があります。
クロス職人にとって、パテ選びは死活問題といっても過言ではありません。
また、YouTubeでクロス職人の方の動画を見て学んだことで
自分の知らない道具や、施工の方法など新しい発見がありました。
新規取引先については、助太刀アプリで元請けさんを見つけることもできました。
長期に渡って取引ができる得意先が数社あれば、クロス職人として稼ぐのも難しいことではありません。

まとめ


・クロス職人は器用さや集中力が求められる仕事
・2~3年の経験を積めば独立することが可能な職種
・建物の仕上げであり、お客様の驚きや感動を間近で感じることができる
・経験を積み技術を高めることで、高収入も実現できる

クロス職人は、手先の器用さや長時間の集中力が求められる仕事である。
とはいえ、数年やれば誰でも一定レベルまでは到達できるので
十分に独立の可能性も秘めています。
実際にお客様の資産である住宅の仕上げをする仕事なので
お客様の驚きの声や感動の声を間近で感じることができるのが
クロス職人ならではのやりがいだと思います。
経験を積めば高収入を得られる仕事でもあり、実際に当記事の著者は
自動車整備士から未経験で転職しました。
現在の建築業界はクロス職人が不足しており、若手がどんどん活躍できる状況。
興味のある方は、思い切ってチャレンジしてみて欲しいです。

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この記事を書いた人


内装屋ブロガー

トト

札幌在住の30代 個人事業で内装屋を営みながら、ブログでリフォームやDIY・副業ブログなどの情報を発信中


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