
一人親方は自分の裁量で仕事ができ、会社員よりも多くの収入を得られることもあります。
一方で、収入が安定しにくい、常に仕事をもらいつづける努力をしなければならない、休みが取りづらいなどといった点もあるかと思います。
そんな方は、会社員への転職を検討してみるのもいいかもしれません。
この記事では、これから一人親方として仕事を続けていくかお悩みの方に、正社員への転職について解説していきたいと思います。
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個人事業主の転職意向
こちらは直近1年間の、助太刀アプリユーザーの求人応募のグラフです。
赤色の線は「受注者」つまり元請けとつながる目的で助太刀アプリを利用したユーザーになります。必ずしも全員ではありませんが、一人親方と考えて差し支えないでしょう。
青色の線は「求人」になります。こちらは、企業への転職を目的として助太刀アプリをインストールしたユーザーです。
黄色は「発注」になり、主に元請けを指します。

意外に思われるかもしれませんが、社員求人への応募者のなかで、受注ユーザーが一定割合いることが分かります。月によってばらつきはありますが、応募が少ない月でも22%、多い月ではなんと応募者の50%が受注ユーザーとなっています。
このことから、一人親方も、会社員への転職に興味がある方が一定数いることが分かります。
一人親方が会社員への転職を考えるきっかけ

一人親方が会社員への転職を考えるきっかけはどのようなものがあるのでしょうか。
例えば、先述のような収入の不安定さは会社員への転職を考えるきっかけになるでしょう。また、2023年10月よりインボイス制度が開始されたことも、転職のきっかけになるかもしれません。
その他、過去の転職成功者の方にお聞きした転職理由としては
・休日を取りたい
・キャリアアップを図りたい
・病気やケガで職人を続けられなくなった
・日給月給から固定給にしたい
といったものがありました。
会社員のメリット

では次に、会社員のメリットについて解説していきたいと思います。
会社員のメリットは主に以下です。
収入の安定
会社員の場合、雇用が守られているため、収入が安定します。また、固定給が支払われることも多く、収入が安定しやすいというメリットがあります。
休日の確保
一人親方として働く場合、工事のスケジュールや需要に応じて休日を取ることが難しくなることがあります。
一方、会社員の場合は労働基準法により一定の休日が保証されており休日の確保がしやすいというメリットがあります。
また、最近では求職者にとって魅力的な求人を出すため、待遇面を改善している企業も多くあります。
休日に関しても、土日休みの完全週休2日制を取る会社もありますし、年間休日が120日を超える求人もあります。
休日を多く取りたいという方は会社員の求人をチェックしてみることをお勧めします。
規模の大きな仕事に携わることができる
多くの会社では、複数の施工案件を進めています。それらの中には、大規模な工事案件が含まれているケースも多くあります。
また、現場によっては会社員でなければ入りにくい現場もあります。
こういった現場での施工経験をつむことができるのも
事務作業などを分業できる
一人親方の場合、工事をしてそれで終わりというわけにはいきません。見積もりの積算や契約の締結、請求書の発行など付随する事務作業をこなす必要があります。
もちろん、確定申告などは専門家に依頼することができますが、細かい書類仕事などはどうしても避けられません。
一方、会社にはさまざまな役割の人材がいるため、作業を分業し、それぞれが得意な仕事に集中しやすい環境があります。
現場作業に注力したいということであれば、会社員への転向を検討してみるのも一つの選択肢です。
事例
最後に、実際の転職成功事例をご紹介します。
求職者Aさんの場合(埼玉県 50代 大工)
Aさんは一人親方として長く働いていましたが、収入が安定しないことに不安を感じていました。
更に、インボイス制度が実施されることで収入が少なくなるという危機感を感じ、会社員への転向を決意します。
「安定した職場で、自分の経験を活かしたい」
これがAさんの転職活動のテーマでした。
そこで、Aさんは助太刀社員を使って求人を探し、創業15年の安定企業に転職しました。社内の働きやすい雰囲気や、入社祝い金といった福利厚生の充実が転職の決め手になりました。
Aさんのようなケースは珍しくなく、企業側も、一人親方として活躍していたベテランの職人を採用したいというニーズが高まっています。
まとめ
一人親方から会社員への転職には多くのメリットがあります。収入の安定や休日の確保、規模の大きな仕事に携わる機会、事務作業を分業できるなど、一人親方の経験を活かしながら、安定感のある職場で新たなキャリアを築くことが可能です。また、実際の転職成功事例を通じて、一人親方から会社員への転職が実現可能であることも示されています。転職を検討する際には、自身のニーズや目標に合った求人を探し、新たな職場でのチャンスを追求してみることをお勧めします。

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