お客様紹介
株式会社ジー・システムは工場改修やプラント・装置などの電気・計装工事を主としながら、顧客の要望に応える形で事業領域を拡大し、幅広い事業をカバーしています。
社員構成は20代~30代の社員が約半数。入社2年で約20個の資格を取得でき、以降も顧客の要望に応える形で技術や資格を身に着けスキルアップしていくことができます。
社員の自由を尊重し、時には社員を守る為に社長が率先して取引先と交渉する事も!
今回は、そんな株式会社ジー・システムの魅力を、代表取締役社長の坂東様にインタビューしました。
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役職:代表取締役社長
経歴:大学卒業後、自動車の整備士を4年経験し、電気工事会社に転職。6年の経験を経て、2000年に株式会社ジー・システムを創業
― 御社の事業内容について教えてください
弊社は工場改修やプラント・装置などの電気・計装工事を主としながら、配管工事や配管溶接、製缶作業、重量運搬、ステンレス加工品の製作や自社開発商品である脚立の転倒防止装置の販売など、既存事業で培った技術を応用し、幅広い領域をカバーしています。
― 事業領域が幅広いんですね
それが弊社の一番の強みでもあります。規模は小さいですが、できることの幅が広く、お客様によっては弊社によるワンストップ施工が可能です。
また、ここ数年では不動産物件のテナントを改修して、自社で賃貸管理したりもしています。常に新しい可能性を模索し続けていますね。
― 社員数は何人ですか
社員は13人で、社員の年齢層は20代が4名、30代が2名、40代が3名、50代が3名、60代が2名です。
男女比は男性11人の女性2人、女性社員は安全書類作成や現場資料作成、請求業務など、男性社員がスムーズに現場で仕事できるようにサポートして頂いています。
― 若い社員が多いんですね。定着率は高いですか?
基本的に定着率は高いと思います。去年、20代の社員が3名入社しましたが、彼らは全員残っています。
できるだけ面接時に弊社の説明を行い、ミスマッチを防ぐように気を付けています。
職場の風景
― 技術やノウハウが御社の強みだと思いますが、研修制度などはありますか?
特別な研修制度はないですが、弊社の試用期間である6ヶ月が終わり、続けられると判断できればその後は2年で20個くらいの資格を取得してもらうようにしています。
― どんな資格ですか?
建設系の特別教育と技能講習の中で弊社の業務で有効と思われる資格や、電気及び溶接に関する公的資格などを積極的に取得支援をしています。
― 電気工事士もあるんですか?
電気工事士もありますね。ただ、電気工事士については1度目の試験費用だけ会社が負担する形にしています。
「資格があっても技術がないと...」という考えもありますが、資格がないとそもそも業務ができない事も多いです。
ベテランになってから資格を取ろうとすると、その間、大事な戦力に穴が空いてしまいますので、だったら先に主だった資格を取ってもらおうとしています。
教育風景
社長との距離が近い会社、社長が講習会の席取りをする事も
― 会社の福利厚生について教えてください
最近は有給を整備したり、建設業退職金共済に加入したりと、少しでも安心して業務できるように力を入れています。
また、先程の話と重なりますが、外部の講習などで会社として必要なものは、受講者を指名した上で会社の費用で受けられるようにしています。
― 会社の費用でスキルアップできるのは魅力的ですね
以前に人気の講習会を社員に受講させたくて、予約開始時間に朝4時に起きて6時前に会場入りし、そこから予約が始まるまで、寒空の下で3時間座り込んだりしていました(笑)
― 社長自ら予約に行くのは凄いですね
命じれば行ってくれるとは思いましたが、誰にとっても辛い役回りなので、だったら自分が行こうと思いまして。
彼らには「絶対落ちんでくれ!」とお願いしました(笑)
会議ゼロの自由な雰囲気
― 社内の雰囲気も良さそうですね
表立ってチームワークって言ってるわけじゃないですが、チームで動いているという意識を持つようには伝えていますね。
例えば事務職の社員が安全書類をしっかり作ってくれてるから初日からスムーズに現場に入れる、それぞれのメンバーが連携して効率良く作業を行うから利益を残せて過ごしやすい職場を維持できるといった意識はあると思います。
それ以外はほぼ自由にやっていますね。
― 放任しているというわけではないんですよね
そうですね。仕事のことで質問されたら答えるという距離感でいます。いわゆるコーチングみたいな感じです。
社員の席との距離が近いので、社員同士で意見が分かれた時は間に入ったり、自身の失敗から得た方法や考え方又はお客様への説明など、くどくならない程度にヒントになりそうな話はします。
― 定期的な会議なども行っているんですか?
実は弊社では安全会議以外の会議はほぼ行っていません。ここ2年は全くやっていないです。
問題点があれば当事者同士がその場でコミュニケーションを取って、彼らが解決できることであればその場で解決して報告だけが来ます。
彼らで解決できないことは方針と手段の決定だけを私が行うようにしています。言ってみれば毎日がラフな会議です。
― 凄いスピード感ですね
そもそも何が目的だったのか、そこから考えると起こった事は何が原因なのか、解決するにはどの順序であるべきか、近視眼よりは遠視眼で、遠視眼であればより広角的に考える方針を見せるようにしています。
自分の仕事にプライドを
― 御社の経営理念を教えて下さい
簡単にいうと、自分のブランドをきちんと持ちなさいというものですね。
会社に言われたからここまででいいとか、お客様に言われていないから大丈夫というものじゃなく、自分の仕事として与えられた時間、与えられた予算も含めて考えた時、納得できるかどうかを大事にする。自分の心身が健全に維持できる業務を目指すという事です。
― 自分のブランド、大事ですね
そうなるとお客様も会社ではなく社員のファンとなってくれて、私が何も言う必要がなくなります。
自由に仕事して納得して帰ってきてくれるんで(笑)
あとは健康に気をつけることですね。現場は待ってくれないので大変に思うこともありますが、業務サイクルが維持できない場合は、体制の見直しを行い負担軽減の実現を考えます。
― 長い目で見たらその方がいいですよね
個人ができる限りのことをやって無理だったら組織(会社)での対応を考えます。
それでも無理だったらお客様との交渉で解決策を見い出す。一人が無理をするより、皆が最高のパフォーマンスを出して、難しい案件を乗り越えていけるのが理想ですね。
合わない会社は社長が取引を断る
― 御社は特定の取引先と長く付き合い続けるタイプの会社ですか?
よくお仕事の依頼を頂ける取引先様はいらっしゃいますが、実はそれだけではなく、新規の取引先様も増やしていっています。
特定の取引先様に売上が偏ると依存度が大きくなってしまう為、互いの関係性が弊社が望むスタイルと異なってくる可能性があります。
そうすると、結果的に個人に無理をさせてしまうので、取引先様からの受注量を分散させてそういったリスクを減らしています。
ただ、困っている取引先様については、何とかやりくりして寄り添える会社でありたいとも思っています。
― 新規営業はどなたがされているんですか?
私がやっています。最初は小さいお仕事から始まって、気に入って頂けたらそこから取引が広がります。
もちろん、合う合わないはありますので、何度かお仕事をして取引先様が弊社と合わないと思えば以後の取引が無くなる場合もありますし、お仕事の進め方やご予算などに無理がある場合などは弊社から距離を置く場合もあります。
― 御社の方から距離を置くケースもあるんですね
やはり個人においても会社においても相性はあると思っています。一方が我慢しての関係は長く続かないと思いますし、なにより不幸だと考えます。そういう意味で弊社と相性の良い、弊社がお役に立てる新たな取引先様とめぐり合う為に、営業活動には力を入れています。
物怖じせず、新しいことに挑戦していく
― 御社に合う人材のイメージを教えてください
どちらかというと、物怖じしない、初めてのことでもやってみようというバイタリティがある人が合うと思います。
ただ、そんなタイプでない方でも、真面目に仕事に向き合う姿勢と少しの勇気を持てる方なら大丈夫だと思います。
これまでも成長できた社員は在籍しています。
失敗しても、最終的には私が責任を取るので、自分達ができること、やるべきことを精一杯やっていって欲しいと思います。
社員には「失敗した理由くらいは説明できるようにしといてくれ。そうじゃないとお客さんに謝りようがないから(笑)」と言ってます。
― インタビューを終えて
インタビューを通して、自由な社風で社員さんがのびのびと自分のスキルを磨いている環境だということが伝わりました。また、社長との距離も近く、コミュニケーションが取りやすい会社ということもよく分かります。
この記事を書いた人
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