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これで判断できる!コンパネ・合板・ベニヤの材質と使用目的の違い

ベニヤやコンパネは、家具や建築材料として幅広く利用されていますが、その種類や特性が異なるため、どれを選んだらいいのか迷うことがあります。この記事では、コンパネ、ベニヤ、合板といった一般的な木質板材の特徴と活用方法を解説し、適切な材料選びのヒントになる様に解説します。

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コンパネの特徴や活用方法


コンパネは、コンクリートの型枠としても用いられる合板で、建設現場では型枠大工が利用することが多いですが、最近では家具のDIYやインテリアデザインにも利用されることが増えています。

型枠用途

コンパネは、コンクリートを打ち固める際の型枠として広く利用されています。コンパネはその強度や耐久性が高いため、コンクリートを流し込む際の圧力に耐えることができます。また、コンパネは繰り返し使用することが可能で、工事現場などでのコスト効率に優れています。
コンパネの表面は滑らかであるため、型枠として使用した際にコンクリートの仕上がりも滑らかになります。これにより、美観を損なわない仕上がりが得られるだけでなく、コンクリート表面の処理が容易になります。
さらに、コンパネは比較的軽量で取り扱いやすく、型枠の組み立てや解体が簡単に行えるため、労力の削減や作業効率の向上にも寄与しています。これらの理由から、コンパネは建設業界でコンクリート型枠として幅広く活用されているのです。


(参照:型枠の作り方!

DIY家具

最近では、コンパネを使ったDIY家具が増えています。その理由は、コンパネのコストパフォーマンスが高く、加工が容易であるためです。また、コンパネの種類や色合いが豊富であり、個性的な家具作りに適しています。
参照:コンパネ木工・ベッドを作る

コンパネ木工・ベッドを作る①【まーさんDIY】No.15

基本サイズ

コンパネの基本サイズは900×1800mmで、これが一般的なサイズとされています。ただし、サイズは用途やメーカーによって異なる場合があります。また、厚さは12mmが一般的ですが、用途に応じて薄いものや厚いものが存在します。

メリット

a. 高い強度: コンパネは、交互に積み重ねられた単板の向きが異なるため、繊維方向の強度が向上し、全体の強度が高まります。
b. 低価格: 木材の端材や細片を利用して作られるため、価格が手頃であり、多くの用途で使用されています。
c. 耐水性の高さ: コンパネは、耐水性に優れた接着剤が使われることが多く、水分による膨張・収縮や変形が抑えられます。ただし、全てのコンパネが耐水性を持っているわけではないので、用途に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。

ベニヤの魅力と活用法


ベニヤは、薄くスライスされた木材で、主に表面材として利用される素材です。美しい木目が特徴で、高級家具やインテリアデザインに使用されます。ベニヤの品質は、耐水性を表す「T」マークで判断できます。また、これらの薄い板を重ねて圧着することで、ベニヤ合板が作られます。

原材料

ラワンやシナなどの広葉樹がベニヤの原材料として一般的に使用されます。これらの木材は、加工しやすく、美しい木目が特徴です。 原材料によって価格が違うので目的にあったものを選びましょう。
・ラワン合板: ラワン材を使用した合板で、安価でありながら、強度や耐久性があります。一般的な家具やインテリア用途に使用されます。
・シナベニヤ: シナ材を使用した合板で、高価ですが、美しい木目や表面が特徴です。高級家具やインテリア用途に適しています。
・針葉樹合板: 赤松やヒノキなどの針葉樹を原材料とした合板で、構造用途に適しています。強度が高く、耐久性に優れています。

ベニヤ合板の耐水性

T1: 耐水性が高く、浴室や洗面所など水回りで使用できる耐水ベニヤです。特殊な接着剤が使用されており、水分に対して強いです。
T2: 耐水性がないベニヤ合板で、室内での使用に適しています。

合板の特徴とランク

合板の特徴

合板は、木材を重ね合わせて作られる板材で、強度が高く、加工が容易です。家具製作や建築材料など、幅広い分野で活躍しています。ベニヤ板を接着剤で重ねたものを合板と呼び、建築材料としてよく使われます。断熱性、吸音性、調湿作用などがあります。一般的な合板は3層、5層、7層など、奇数枚のベニヤを交互に重ねます。

合板にはランクがある

合板には使用環境に応じたランクがあり、湿気の影響を考慮して選びます。湿気が多い場所では特別ランクや1類の合板が適しています。ホルムアルデヒド放散量の表示も必要です。
品質については、普通合板やコンクリート型枠用合板ではAからDのランクがあります。構造用合板は1級または2級の性能があり、表面の品質もAからDまで分けられます。
代表的な合板には、普通合板(プライウッド)や構造用合板があります。普通合板は一般的な用途で使われ、構造用合板は建築物の壁や床、屋根などで使用されます。構造用合板の品質基準は日本農林規格(JAS)で定められています。

木質板材の種類と選び方

一般的な合板

一般的な合板は、室内家具やインテリアに多く使用される素材で、主に室内での用途が中心です。これらの合板は耐水性が高くないため、濡れる環境には不向きです。しかし、価格が手頃であることから、さまざまな家具や装飾品などの製作に利用されています。

構造用合板

構造用合板は、建物の構造部分(壁、床、屋根など)に使用されるため、耐水性や強度が高いことが求められます。これらの合板は、屋外での使用や長期間の耐久性が必要な場面に適しており、建築材料としての信頼性が高いです。また、構造用合板は、日本農林規格(JAS)によって定められた基準に従って製造されています。このため、品質や性能が一定以上確保されていることが期待できます。

接着剤の種類と特徴


特類(フェノール樹脂接着剤など)

フェノールとホルマリンを主成分とする接着剤で、耐水性と耐熱性に優れています。これにより、フェノール樹脂系接着剤で作られた合板は、「特別ランク」または「1類」の高い接着性能を持ちます。ただし、接着剤が赤褐色なので、接着部分も赤褐色になります。
この特別ランクの合板は、屋外や湿気の多い環境での使用を主に考慮して作られています。

1類(メラミン樹脂接着剤など)

メラミンとホルマリンを主成分とする接着剤で、耐水性、耐熱性、耐老化性が高いです。しかし、保存性が悪く、高価なため、ユリア樹脂系接着剤と組み合わせて使用されることが多いです。
この1類の合板は、コンクリート型枠用や、時々湿気がある環境での使用を目的として作られています。

2類(ユリア樹脂接着剤など)

尿素(ユリア)とホルマリンを主成分とする接着剤です。硬化剤として塩化アンモニウムや酸が使われ、粘度調整や増量のために小麦粉が加えられることがあります。また、接着後の老化防止や粘度調整のために水も加えられます。
この2類の合板は、時々湿気のある環境での使用を目的として作られています。
(参考:https://w-wallet.com/gohan5.html

まとめ

コンパネ、ベニヤ、合板はそれぞれ独自の特徴と用途があります。コンパネは均一で強度があり、家具や建築材料に適しています。ベニヤは美しい木目が魅力で、表面仕上げ材として使用されます。合板は強度が高く加工しやすいことから、多様な用途で利用されています。適切な木質板材を選ぶことで、用途や環境に応じた最適な結果を得ることができます。

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この記事を書いた人


株式会社助太刀マーケティングチーム

助太刀社員 転職サポート編集部

助太刀社員 転職サポート編集部です。転職にまつわるお悩みや疑問にお答えし、より良いキャリアを作っていけるようにお手伝いさせて頂きます。


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