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公共工事設計労務単価の基本!令和3年度改正ポイントと職人別単価解説

公共工事設計労務単価は、公共工事の見積もりや工事費積算に使われる建設労働者の賃金単価の目安です。これは国が発注する公共事業の職人単価基準となり、企業が自社の単価や市場価格を調べる際にも利用されます。今回は、改正ポイントや各職人の単価を紹介します。

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公共工事設計労務単価とは



公共工事設計労務単価は、建設業者が公共工事の発注時に労働者の賃金単価を算出する指標です。毎年行われる調査に基づいて、基本給、標準内手当、臨時給与、実物給与の4つの要素で決定されます。都道府県別・職種別の賃金も調査され、令和3年3月の単価改訂は令和2年度の調査結果に基づいています。
【参照】令和4年3月から適用する公共工事設計労務単価について :https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001464445.pdf

公共工事設計労務単価 全職種平均の推移



2020年度の公共工事設計労務単価は、全職種平均で1.2%増加し、9年連続で上昇しました。また、加重平均値は20,409円で過去最高を記録しています。新型コロナウイルスの影響を受け、これは、前年度を下回る単価が据え置かれる特別措置が実施されたことも影響しています。しかし、42%の地域と職種で単価が減少し、特別措置がなければ伸び率は0.4%にとどまる結果となりました。

令和3年から適用される公共工事設計労務単価のポイント

上述の通り、公共工事設計労務単価は、令和2年度調査に基づき令和3年から全国全職種平均で1.2%増加し、9年連続の上昇で20,409円の加重平均値になりました。ただし、この単価には事業主が負担すべき人件費(必要経費分)は含まれず、下請代金から減額することは不当行為とされています。

【職種別】主な建設業の職人の単価



以下に、令和3年3月から適用される公共工事設計労務単価に基づいた、建設業に携わる主要な職人の単価を詳しく紹介します。これらの単価は、職人の労働費を把握し、見積もりやコスト管理の際の参考として活用できます。

型枠工

「型枠工」とは、鉄筋コンクリート建築物の建設において、建物の形を作るために必要な構造物である「型枠」を組み立てる職人です。型枠は、鉄筋や木材、などの素材を使用して、建物の壁や柱、梁などの形状を作り出します。型枠工は、建物の設計図面を読み、材料を切断・組み立て、正確な寸法で型枠を作り上げる必要があります。
型枠工は、コンクリートを注ぎ込んで硬化させる作業も行います。コンクリートを流し込む前に、型枠内部に鉄筋を配置し、これをコンクリートで覆うことで、建物の強度を確保します。型枠工は、コンクリートが固まるまでの時間や温度管理にも責任を持ちます。全国平均単価は24,913円となっています。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

大工

「大工」とは、主に木材を使って建築物や家具などを製作する職人のことを指します。日本の伝統的な建築や木造家屋の建築において重要な存在であり、建築物の骨組みや内部の木部の加工、組み立てを担当します。
さらに、大工は他の職人や建築現場全体のリーダーを意味することもあります。
全国平均単価は24,763 円となっています。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

左官

左官は、建築現場で壁や床の塗装、タイルやレンガの取り付け、床の仕上げなどを専門的に担当する職人です。彼らは土、コンクリート、石膏などの素材を使って、壁や床、天井の仕上げを行います。この作業には高い技術力が求められます。
全国平均単価は24,268円となっています。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

配管工

「配管工」とは、建築物や施設内で配管システムを設計し、取り付け・修理・保守などを行う職人のことを指します。配管工は水道、ガス、暖房、冷却などの配管システムを構築し、建物内の水やエネルギーの供給を管理します。
全国平均単価は20,847円となっています。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

サッシ工

サッシ工は、住宅や建物にサッシやドアを設置する専門の職人です。サッシやドアの枠を取り付ける際には、位置や高さの調整や溶接・モルタルでの固定を行います。また、取っ手や金具の取り付けも担当します。
全国平均単価は25,317円です。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

ガラス工

ガラス工は、建物のドアや窓にガラスを取り付ける専門職人です。マンション、学校、施設など、大規模なガラス設置が必要な場所での作業が多く、需要が高い職種です。高層ビルなどで高所作業が求められることもあり、危険な環境で働くことも多いです。
全国平均単価は23,464円です。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

建具工

建具工は、建物の開閉部分に設置される建具(玄関ドア、障子、ふすま、サッシ、雨戸など)を取り付ける専門職人です。建具はほぼすべての建物で使用されており、高い需要がある仕事です。
全国平均単価は21,226円です。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

内装工

内装工は、室内の仕上げを施主のイメージに合わせて行う職人で、クロスや床などの作業が主です。建物の最終仕上げを担当し、内装の雰囲気やクオリティに大きく影響する重要な職種で、高い技術力が求められます。
全国平均単価は25,293円です。
(参照:2021年の公共工事設計労務単価 http://www.zenkensoren.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/5d425d0bf89681d308df701816e796a8.pdf)

まとめ

今回ご紹介した公共工事設計労務単価は、建設業界で職人の賃金単価を決定する重要な基準です。主に公共事業の単価算定に使われますが、建設業を運営する際には、自社の単価水準を把握する目安として参考になります。この情報を活用して、適切な賃金設定や業務運営に役立ててみてください。

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この記事を書いた人


株式会社助太刀マーケティングチーム

助太刀社員 転職サポート編集部

助太刀社員 転職サポート編集部です。転職にまつわるお悩みや疑問にお答えし、より良いキャリアを作っていけるようにお手伝いさせて頂きます。


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