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プロポーザル方式とは?コンペ・入札との違い、メリットとデメリットについて

プロポーザル方式について、コンペ・入札との違いや種類、メリット・デメリット、利用例、公正性の確保、今後の展望などについて、本記事では解説します。

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プロポーザル方式とは

プロポーザル方式の概要

プロポーザル方式とは、契約や事業に関する提案書を複数の業者や企業に求め、最適な提案者を選定する方法です。この方式は、特定の提案者を選ぶことが難しい場合に採用されます。また、市場調査や商品開発のためのアイデアの収集にも利用されます。

プロポーザル方式が採用される場合

プロポーザル方式は、大規模な契約やプロジェクト、新しい商品やサービスの開発など、特定の提案者を選ぶことが難しい場合に採用されます。一般的に、契約金額が大きく、その契約に関わる業務が複雑な場合に採用されることが多いです。また、市場調査や商品開発のためのアイデアを収集する場合にも利用されます。

プロポーザル方式の種類

公募型プロポーザル方式

公募型プロポーザル方式は、一定のテーマに関して、広く多くの事業者から提案を募る形式です。競争入札によることが適さない業務であって、価格だけではなく、当該業務を履行する上での企画力、技術力、遂行能力等も踏まえて契約の相手方の委託事業者を選定したい際などに用いられます。
例えば、高度又は専門的な技術力、企画力、知識が要求される業務などがあたります。
(参照:https://www.pref.kyoto.jp/shinchaku/nyusatsu/documents/210304propo.pdf

環境配慮型プロポーザル方式

環境配慮型プロポーザル方式は、平成19年5月23日に公布された「国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律」を受けて、温室効果ガス等の排出の削減に配慮する内容を含む技術提案を求め、総合的に勘案してもっとも優れた技術提案を行った者を特定する方式です。主に国や独立行政法人などが大規模な改修を行う際に採用される方式です。
(参照:https://www.mlit.go.jp/common/000167557.pdf

コンペとの違い

コンペとプロポーザルはとても似ていますが、コンペは提案そのものを評価して決める方式になります。一方、プロポーザルでは提案だけではなく、提案者の実績や実施体制、地域への貢献などを含めて、提案者を総合的に評価して決める方式になります。

入札との違い

入札は、契約に必要な業務を請負業者に指定した金額で入札してもらい、最も低い金額を提示した請負業者に契約を行う方法です。一方で、プロポーザル方式は、価格だけでなく提案内容や技術力、企画力などを総合的に判断して最適な提案者を選定するため、業務内容が複雑である場合に採用されることが多いです。そのため、プロポーザル方式の方が高い技術力や企画力が求められる傾向にあります。

プロポーザル方式のメリット・デメリット

プロポーザル方式のメリット

プロポーザル方式のメリットは、以下の通りです。
・事業者にとって、価格競争になりずらく、企画提案や技術力などの付加価値を盛り込んだ提案がしやすい
・価格だけでなく提案内容や技術力、企画力などを総合的に判断して最適な提案者を選定できるため、より創造的で多様な提案が得られる。

プロポーザル方式のデメリット

プロポーザル方式のデメリットは、以下の通りです。
・提案書の作成に時間や労力が必要であるため、参加する企業や研究者にとって負担となる。
・提案書が採用されなかった場合には、作成した提案書の有効性が低くなることがある。
・高い企画力や高度な技術力が必要になる

プロポーザル方式の利用例


ここでは、プロポーザル方式の利用例をご紹介したいと思います。
2015年の11月に、水戸市は東町運動公園新体育館建設工事について、プロポーザル方式を採用しました。清水建設㈱関東支店の提案が採択され、2019年に竣工されました。収容人数は5,000人で県内では最大の収容人数を誇る。また、B.LEAGUEの茨城ロボッツのホームアリーナを始め、2019年に開催されるいきいき茨城ゆめ国体のレスリングとフェンシングの会場として使用されました。
(参照:https://www.nikoukei.co.jp/news/detail/299755
https://www.nikoukei.co.jp/news/detail/317646
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%BF%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A

まとめ

プロポーザル方式は、契約や事業に関する提案書を複数の業者や企業に求め、最適な提案者を選定する方法です。特定の提案者を選ぶことが難しい場合や、高い技術力・企画力を持った事業者を選定する際に用いられます。事業者の目線では、入札と異なり、価格競争を回避して、付加価値のある提案を行うことができますが、提案までの工数がかかる点や高い技術力・企画力を求められるという点もあります。
建設業で働いている方であれば、社内の事業拡大策として、プロポーザル方式の公募に対する応募を社内提案してみてもいいでしょう。この記事がお役に立てれば幸いです。
(参照:https://www.mlit.go.jp/common/001112783.pdf

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この記事を書いた人


株式会社助太刀マーケティングチーム

助太刀社員 転職サポート編集部

助太刀社員 転職サポート編集部です。転職にまつわるお悩みや疑問にお答えし、より良いキャリアを作っていけるようにお手伝いさせて頂きます。


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