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職種特集

給排水衛生設備工事

給排水衛生設備工事とはどんな仕事?年収や今後の需要も解説

「給排水衛生設備工事」とは、私たちの生活を快適かつ衛生的に保つために欠かせない職種です。

そんな給排水衛生設備工事ですが、実は未経験からでもチャレンジでき、キャリアアップを目指せる職種でもあります。

この記事は、建設業への転職を検討している方に、給排水衛生設備工事の概要から年収、キャリアップの方法や今後の需要について解説します。

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給排水衛生設備工事とは?


給排水設備とは、給水管や給水ポンプ、給湯設備といった給水関連の設備や、排水管や排水槽などの設備、それらに使用する衛生器具などの工事を指します。

戸建て住宅を例に出すと、床下に配管を固定し、水回りの設備を繋いでいきます。パイプはさまざまな種類や形状のものがあり、用途にあわせて使い分けたり、長さの調整が必要なものはその場で切って長さの調整をします。また、パイプを繋ぐ際には、継手と呼ばれる部品を使ってつなぎあわせます。

給排水設備工事は、大まかには、以下の工事に大別されます

水道管引き込み工事

道路の下の水道本管から、住宅の敷地内に給水管を引き、水道メーターを設置する工事

室内配管工事

水道メーターから敷地内の水回りの設備に配管を接続する工事

修繕工事

給水管、止水栓、水栓などの給水装置を修繕する工事

屋内排水工事

建物の中から外に配するための配管を設置する工事

屋外排水管工事

建物から下水処理場や川へ排水するための配管を設置する工事

私達が自宅や職場で快適に過ごせるのも、給排水設備が整っており、必要な時に水やお湯を出すことができるからです。
また、下水や汚水を下水道に排出することで、清潔に過ごすことができています。

衛生設備工事との違いは?

衛生設備は給排水設備の他、ガスや消化設備、水の再利用などの設備の総称を指しています。そのため、給排水設備は衛生設備のなかの種類と言えます。

給排水衛生設備工の年収


では、給排水衛生設備工の年収はどのくらいになるのでしょうか。
公的な統計はありませんでしたが、一人親方部会グループによると、給排水衛生設備工の平均年収は433万円となっています。
一人親方とは、いわゆるフリーランスの職人さんのことを指します。そのため、会社員の給与とは異なってきますが、一つの参考になりそうです。

同様に、助太刀社員の給排水衛生設備工の求人についても調べてみました。

求人によって年収は変わりますが、経験者に関しては年収800万円を超える求人もあります。(2023年8月30日時点)
給排水工事の仕事は会社の規模や地域によって年収が大きく変わるため、転職の際には複数の求人をチェックすることをおすすめします。
また、求人によっては配管工や設備の仕事として募集されているケースもあるため、気になるものがあれば募集企業に問い合わせてみるといいでしょう。

未経験からプロになれる!


給排水衛生設備の仕事は未経験からでもスタートすることができる職種です。建設業は人手不足が続いており、さまざまな職種で人材確保が大きな課題となっています。
そのため、募集企業も未経験者を育てることを前提として求人を出しているケースが多くあります。
これは給排水衛生設備の仕事も例外ではありません。

未経験からスタートする際は、募集企業のサポート体制や育成体制、未経験者が実際に一人前になった事例や、未経験者の前職の経験などを確認するといいでしょう。
これらの情報は求人に記載されているケースもありますし、記載されていない場合は直接企業に問い合わせてみるといいでしょう。

未経験から仕事をスタートする場合、最初は先輩のサポート役として現場で仕事をすることが多いです。
建設現場では、日常的に使われない用語も多く、仕事の流れも分からないため、最初にできることは限られるでしょう。仕事の流れを少しずつ把握して、できることを増やしてスキルを高めていくことが大事です。

給水装置工事主任技術者の資格を目指そう

給排水衛生設備工事でキャリアアップを狙うのであれば、給水装置工事主任技術者の資格を目指すことが重要です。
給水装置工事主任技術者とは、給水設備工事に関する国家資格です。給水装置工事主任技術者の主な仕事内容は、給水装置工事の計画から現場の指揮監督までを担当します。
受験資格として、給水装置工事に関する3年以上の実務経験が必要となります。また、注意が必要な点として、実務経験に該当する業務と該当しない業務が明確に区分されていることです。

例えば、水道管の配管作業や、水道業者との調整、現場監督などは実務経験に該当しますが、工事現場に物品を搬入するだけでは実務経験とみなされません。
そのほか、検針業務や水道施設の給水装置以外の施工業務などは実務経験とみなされません。

(参照:「令和4年度給水工事主任技術者試験 受験の案内」)


こういった点から、給水装置工事主任技術者の資格取得はハードルが高いと思われるかもしれませんが、給水装置工事主任技術者の資格取得には大きなメリットがあります。

給水装置工事主任技術者の資格のメリットとして、会社に給水装置工事主任技術者が所属していると、その会社が「指定給水装置工事事業者」の指定を受けることができる点です。

指定給水装置工事事業者とは、水道法により給水装置の構造及び材質が政令に定める基準に適合することを確保するため、水道事業者がその給水区域において給水装置工事を適正に施行することができると認められる者として「指定」した給水装置工事事業者をいいます。

簡単に説明すると、自治体の水道局が認定した事業者になるとイメージすれば分かりやすいでしょう。

また、水道法によって、指定業者でなければ配管を伴う工事を行うことができません。この点からも、指定給水装置工事事業者に指定されることが事業者にとってメリットになることがわかります。

給排水衛生設備工事の仕事でキャリアアップを目指すのであれば、給水装置工事主任技術者の資格取得をおすすめします。

給排水衛生設備工事の今後の需要は?

下のグラフは、日本の建設投資額の推移です。このグラフを見ると、日本の建設投資額は2015年以降、若干の上下はあるものの、安定して増加し続けていることがわかります。
例えば都市の再開発や老朽化したビルの補修など、私達の生活の根幹を支える建設工事の需要は、今後も安定して続くと考えられます。


日建連デジタルハンドブックより)
私達が日々利用する建物や施設の中で、トイレや水道のないものはほぼ見当たらないのではないでしょうか。給排水設備工事は、建設業の工事には無くてはならない存在です。
そのため、建設業の需要と連動して、給排水工事の需要も安定して成長していくことが予想されます。
また、給排水工事は技術革新によって代替が難しい領域でもあるため、新しい製品や技術が登場して、一気に市場が変化するということも考えにくいでしょう。

まとめ

給排水衛生設備工事の需要は、建設業の発展と深く結びついており、給水・排水設備の重要性から安定した成長が期待されます。経験者だけでなく未経験者も歓迎され、経験や実績を積んだり、給水装置工事主任技術者の資格を取得することでキャリアアップも可能です。

今後の長期的なキャリアを考える際に、給排水設備工事の仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人


株式会社助太刀マーケティングチーム

助太刀社員 転職サポート編集部

助太刀社員 転職サポート編集部です。転職にまつわるお悩みや疑問にお答えし、より良いキャリアを作っていけるようにお手伝いさせて頂きます。


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