建設業で働いている方の中には、今後のキャリアアップや転職などで施工管理の仕事を検討をしている方も多いと思います。
施工管理とは、建設にかかる工事に関する全ての事項を管理する大事な仕事です。その内容は多岐にわたり、現場のスケジュール・予算・安全面の管理、そして各種手続きなどがあります。
そんな施工管理の魅力は、建物が存在する限り継続的に仕事があることです。新しい建物に限らず、老朽化による建て替えやリフォームなど施工管理の仕事は安定しており、給与の条件も良いケースが多いです。
この記事では、これから施工管理への転職を考えている方に向けて、必ず必要となる志望動機のポイントを5つに分けて解説します。最後に志望動機の例文もありますので参考にしてくださいね。
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施工管理の志望動機で使えるアピールポイント5つ
施工管理の志望動機を作成する上でポイントは下記の5つです。なお、志望動機は履歴書で書くだけでなく、面接でも質問される可能性が高いため、事前に頭の中で内容を整理しておくとよいでしょう。また、志望動機については、始めから完成したものを作るという意識ではなく、面接をこなす中でブラッシュアップし、書き方にも慣れてくるものであるという事も意識しておくといいです。とはいえ、最初は何から書いたらいいかわからない、何を伝えたらいいか分からないという方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
前職の経験や知識・勉強意欲をアピール
施工管理は業界的に人手が足りておらず、即戦力を求めている企業も少なくありません。建設業経験者として、前職の経験や今後のビジョンや勉強意欲を上手にアピールすれば、面接官の興味を惹きやすくなります。例えば土木であれば前職でどういった工事に携わったか、どんな案件を担当していたか、現場の職人さんを支援する為にどのような工夫をしたかなど具体的に書き、それらの経験を志望動機に結びつけることで面接官とのコミュニケーションがスムーズになります。その上で、どういった動機でその会社を志望したかまで一貫して語れるようにしましょう。
この記事を読んでいる方の中には施工管理が未経験、もしくは経験が浅いという方もいらっしゃるかと思います。そういう方には、仕事をする上で心掛けていたことをアピールし、今後、施工管理としてどのような現場で活躍したいかなど未来のビジョンを語ることが大切です。また、施工管理には必要な資格も多くあるので、例えば施工管理技士の勉強をしているなど、資格取得へのチャレンジ意欲をみせることも重要です。施工管理の経験ではなくても、もしどこかの工程だけでも管理者のような役割を担っていたのであれば、それもアピールポイントになります。
コミュニケーション力の高さ
各分野の職人や協力会社など、多くの人を動かして仕事を行う施工管理には高いコミュニケーション能力が求められます。
しかし、そのまま「コミュニケーション力が高いです」と結論を書いてもありきたりで具体性に欠けてしまいます。より印象付けるためにも、前職の仕事でコミュニケーション力を具体的にどのように活かしていたか、どのような点に注意しながら担当者や関係者と接していたかなど、具体的なエピソードを書くようにしましょう。
常に現場の職人さんとのコミュニケーションは欠かさないよう心がけていました。全体朝礼時の時には作業に関する共有や質問応答はもちろんのこと、休憩時間や空き時間にも趣味などの話をきっかけに、相手への理解を重要と考えて親交を深めるよう心掛けていました。
スケジュール管理能力
施工管理は、工事スケジュールを把握し納期に遅れが出ないように注意しなければならないので、現場での管理能力が非常に問われる職業です。
スケジュール管理能力があることをアピールできれば、企業にとって貴重な人材という印象を与えられます。スケジュール管理を厳守するために意識していることや、スケジュールにズレが起きた際に対策したこと、そのほか工夫していることなどがあれば、併せて書いておくと良いでしょう。
スケジュールは、日ごとの作業で区切るのではなく、時間毎に細かく作業を管理し、常に工程の進捗を可視化・共有できるように工程管理のサービスを導入し、改善できるよう努めておりました。スケジュールにズレが起きた際は、関係者と話し合い、スケジュール通りに戻せるよう進め方を協議しました。
リーダーシップ能力
リーダーシップにはただ周囲を統率する力だけでなく、全体のマネジメントや課題解決能力なども含まれます。施工管理は現場監督という立場でもあり、職人や協力会社など、周囲をまとめ上げて現場が円滑に進むよう気を配らなければなりません。
そのため、職人に敬意を持って接し、自分の判断に自信を持っているなど、人を動かせるリーダーシップ能力を求めている企業が多いです。求職者にとってもリーダーシップは重要なアピールポイントといえるでしょう。また、大規模な工事案件でリーダーシップを発揮したりした経験などがあれば更にプラスになります。
体力への自信
施工管理の仕事は現場を回りながら色々な人との人間関係を構築しつつ、事務作業や折衝業務まで行う非常にハードな仕事です。メンタル・身体面ともに相応の体力や忍耐力が求められます。
そうした面に自信があることを伝えておけば、施工管理として必要な能力を持っている人だという印象を与えられるでしょう。
もしジム・トレーニング・ランニングなど、普段の生活の中で体力づくりのために行っている習慣があれば、体力がある根拠として選考における大きな武器になります。
施工管理の志望動機の例文
最後に施工管理の志望動機としての例文を3つとNG例を紹介します。あくまで参考用なのでコピペや転用はしないでくださいね。
志望動機例文①
また、独自のチーム制で社員一人ひとりの負担を軽減する仕組みなど、社員をとても大切にされている社風も大きな魅力だと思います。前職で培った施工管理部主任としての経験を活かしつつ、より幅広いスキルを身に付けて貴社で活躍したいと考えています。」
志望動機例文②
その様子を見て、私は数十年先にも人々に愛されるような施設や建築物などに携わり「あの施設を建てたのは自分なんだ」と後世まで残るような仕事をしたいと強く感じました。その点で貴社は大型案件を中心に取り扱いが多く、私が目指したいキャリアと仕事内容がマッチしていると感じ応募させていただきました。」
志望動機例文③
また、貴社では、若いうちから現場を任されるということを聞き、責任を持って仕事をするのは非常にやりがいがあるのではないかと感じています。将来は施工管理の資格も取得し、より大きな現場で働きたいと考えております。」
志望動機の①から③に共通するのは、なぜその会社なのか?入社した後にどのようなことをしたいのか?など、応募する会社のことを調べるのはもちろんですが、転職する理由と入社後の自分のビジョンは重要な項目となります。
そこに施工管理として、どう携われるか、どう貢献できるかを、これまでの職務経験を踏まえて語ることが非常に大切です。施工管理が未経験であれば、どのように成長したいか、資格を取って大きな仕事にチャレンジしたいなど前向きな姿勢や勉強意欲をみせるのも良いでしょう。
志望動機例文(NG例)
私は、安心と安定があるからこそしっかり仕事が出来るのだと考えています。貴社に入社した際は、自分の繊細な性格を活かせる業務に就いて、元気に頑張って貢献していきたいです。」
給与や福利厚生などにフォーカスした志望動機などは、条件や待遇が良いから選んだと思われ、熱意が伝わらないので避けた方が良いでしょう。安心や安定などのワードも志望動機としては弱いので、現状を打破したいやもっと成長したいなどチャレンジ精神が伝わる言葉を使うことがベターです。
まとめ
施工管理は需要が多い割には業界的に経験者が少ないため、転職を考えているのであれば、どんどん求人応募してみることで、色々なチャンスが生まれたり年収アップが期待できるかもしれません。
まずは自分の経験や強みを分析し、今回の5つの志望動機のポイントを参考にしつつ、施工管理の職種に興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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